フッター用の共通情報を登録する – WordPress実践制作【WPCafe編】
- 2025/10/22
- PRACTICE
- カフェサイトを作ろう
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前回、SCSSでCSSを効率的に管理する環境を構築しました。
今回は、フッターに表示する情報を登録していきます。内容的には、SNS情報の登録方法の復習になります。
すでに学習済みの内容なので、手順を確認しながらスムーズに進めていきましょう。
目次
SCFで問い合わせ先を追加
電話番号やメールアドレスなど、問い合わせ先を複数行登録できるようにします。
フィールドの作成手順
Smart Custom Fields → 新規追加
基本設定:
- タイトル: 問い合わせ情報(任意)
- サブフィールド追加ボタンをクリック
- 繰り返し:
ON - グループ名:
opt_contact_list
サブフィールド1
- タイプ: テキスト
- ラベル: アイコン
- 名前:
opt_contact_icon
サブフィールド2
- タイプ: テキスト
- ラベル: 連絡先
- 名前:
opt_contact_text
表示条件の設定
注意点
固定ページ「共通情報」が非公開になっていると選択できません。一時的に「公開」状態に変更してから設定を行い、設定完了後に再度「非公開」に戻してください。
SCFで営業時間を追加
曜日別の営業時間を登録できるようにします。
フィールドの作成手順
Smart Custom Fields → 新規追加
基本設定:
- タイトル: 営業時間(任意)
- サブフィールド追加をクリック
- 繰り返し:
ON - グループ名:
opt_open_list
サブフィールド1
- タイプ: テキスト
- ラベル: 曜日
- 名前:
opt_open_week
サブフィールド2
- タイプ: テキスト
- ラベル: 営業時間
- 名前:
opt_open_time
表示条件の設定
ACFで住所を追加
住所とGoogleマップの埋め込みコードを登録します。
なぜSCFではなくACFを使うのか?
今回、住所にはACFを使用します。それぞれのプラグインの使い分けは以下の通りです。
- SCF: 繰り返し項目(複数行のデータ)を管理する場合
- ACF: 単一項目(1つだけのデータ)を管理する場合
住所は複数登録する必要がないため、ACFを使用します。
フィールドの作成手順
カスタムフィールド → 新規追加
- タイトル: 住所
フィールド1
- フィールドラベル: 住所1
- フィールド名:
opt_address1 - フィールドタイプ: テキスト
フィールド2
- フィールドラベル: 住所2
- フィールド名:
opt_address2 - フィールドタイプ: テキスト
フィールド3
- フィールドラベル: 地図
- フィールド名:
opt_map - フィールドタイプ: テキストエリア
表示条件の設定
設定でこのフィールドグループを表示する条件を設定します。
これで、固定ページ「共通情報」にのみこのフィールドグループが表示されます。
データの登録
固定ページ「共通情報」を編集して、実際のデータを入力していきます。
以下のデータはあくまでもサンプルです。実際のサイト制作では、お店や企業の実際の情報を入力してください。練習で作成している場合は、架空の情報や自由な内容を入力して構いません。
住所情報
| 住所1 | 〒100-0001 東京都千代田区千代田1-1 |
|---|---|
| 住所2: | バーチャルビルディング100F |
問い合わせ情報
以下の3つの連絡先を登録します。
| アイコン | 連絡先 |
|---|---|
<i class="fa-solid fa-mobile-screen"></i> | 012-345-6789 |
<i class="fa-regular fa-envelope"></i> | sample01@wp-ch.jp |
<i class="fa-brands fa-line"></i> | @sample01.wp-ch.jp |
営業時間
以下の3つの営業時間を登録します。
| 曜日 | 営業時間 |
|---|---|
月-金 | AM6:00 - PM11:00 |
土 | AM11:00 - PM5:00 |
日 | 定休日 |
Googleマップの埋め込み
フッターには店舗の場所を視覚的に伝えるため、Googleマップを表示します。
Googleマップは、HTMLの<iframe>タグを使って簡単にサイトに埋め込むことができます。今回は、Googleマップから取得した埋め込みコードを、先ほど作成した「地図」フィールドに保存します。
このコードをフッターで取得して表示することで、訪問者が店舗の場所をすぐに確認できるようになります。
埋め込みコードの取得方法
貼り付けたコードについて
貼り付けたコードは以下のような形式になっています。
<iframe src="https://www.google.com/maps/embed?pb=..." width="600" height="450" style="border:0;" allowfullscreen="" loading="lazy" referrerpolicy="no-referrer-when-downgrade"></iframe>これは<iframe>タグを使った埋め込みコードで、次回のフッター実装時にこのコードをそのまま出力することで、Googleマップが表示されます。
固定ページを非公開に変更
すべてのカスタムフィールドの設定とデータの登録が完了したら、固定ページ「共通情報」を「非公開」に変更します。
これにより、この固定ページはサイトには公開されず、内部的にのみ参照できるようになります。
まとめ
今回は、フッターに表示する情報をカスタムフィールドで管理できるように設定しました。
学んだこと
- SCFで繰り返し項目を作成: 問い合わせ先や営業時間を柔軟に追加できる
- ACFで単一項目を作成: 住所やGoogleマップの埋め込みコードを管理
- プラグインの使い分け: 繰り返しが必要ならSCF、単一項目ならACF
- Googleマップの埋め込み: 共有機能から埋め込みコードを取得
重要なポイント
- カスタムフィールドの設定時は固定ページを一時的に公開状態にする必要がある
- 設定完了後は必ず非公開に戻す
- Font Awesomeのアイコンコードをそのまま登録できる
- Googleマップの埋め込みコードは
iframeタグをそのまま貼り付ける
これまでに登録した共通情報
固定ページ「共通情報」で管理している項目:
- SNS情報(前回実装): Facebook、X、Instagramなどのリンク
- 問い合わせ情報(今回実装): 電話、メール、LINEなどの連絡先
- 営業時間(今回実装): 曜日別の営業時間
- 住所(今回実装): 郵便番号、住所、建物名
- 地図(今回実装): Googleマップの埋め込みコード
これらすべての情報を1つの固定ページで一元管理できるようになりました。
次回予告
次回は、登録した情報をフッターに実際に表示していきます。
- フッターのHTML構造の作成
- SCFからのデータ取得と表示(問い合わせ先、営業時間)
- ACFからのデータ取得と表示(住所、Googleマップ)
- _footer.scssの作成とフッターのスタイリング
- CSSでGoogleマップを画面いっぱいに表示するテクニック
引き続き、実際に手を動かしながら進めていきましょう。
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