関連する関数
the_title() 関数完全リファレンス
WordPressテーマ開発で必須となる the_title() 関数の基本と活用法を解説します。パラメータの意味や使用例を交え、見出しの装飾やリンク付きタイトルの作り方まで詳しく紹介。
WordPressでテーマを作成する際、投稿やページのタイトルを取得するために get_the_title()
関数を使用します。この関数は記事のタイトルを自動的に取得して返してくれる便利な機能です。
目次
get_the_title()
関数は以下の形で使用します。
get_the_title();
PHPより詳細な指定をする場合は以下の構文を使用します。
get_the_title( $post );
PHP$post
が何を意味して、どのように使用するのかパラーメータの詳細を見ていきましょう。
まず、パラメータを指定しない場合、自動的にデフォルト値が使用されます。
つまり、何も指定しないと「現在の投稿・固定ページのタイトルを取得する」という動作になります。
// パラメータを指定しない場合
get_the_title();
// 上記は以下と同じ意味です(現在の投稿・固定ページのIDが自動的に使用される)
get_the_title( get_the_ID() );
PHP投稿IDが入力されていません。
取得したい投稿・固定ページのIDまたは投稿オブジェクトを指定します。
123
、$post_obj
、null
実際どのように使われるのか実例を見ながら、更に詳しく見ていきましょう。
例:固定ページのタイトルが「WordPressの使い方」の場合
<?php echo get_the_title(); ?>
PHPWordPressの使い方
HTML<?php echo get_the_title(123); ?>
PHP特定のページのタイトル
HTML<h1><?php echo get_the_title(); ?></h1>
PHP<h1>WordPressの使い方</h1>
HTML<h2 class="post-title"><?php echo get_the_title(); ?></h2>
PHP<h2 class="post-title">WordPressの使い方</h2>
HTML<?php
$about_page_id = 10; // 「会社概要」固定ページのID
echo '<a href="' . get_permalink($about_page_id) . '">' . get_the_title($about_page_id) . '</a>';
?>
PHP<a href="https://example.com/about/">会社概要</a>
HTML<?php $my_title = get_the_title(); ?>
<?php echo 'タイトルは: ' . $my_title; ?>
PHPタイトルは: WordPressの使い方
HTML<h3><?php echo get_the_title(100); ?></h3>
PHP<h3>お問い合わせページ</h3>
HTML<?php
$contact_page_id = 10; // お問い合わせ固定ページのID
echo '<a href="' . get_permalink($contact_page_id) . '">' . get_the_title($contact_page_id) . '</a>';
?>
PHP<a href="https://example.com/contact/">お問い合わせ</a>
HTML<?php
$title = get_the_title();
if ($title) {
echo '<h2>' . $title . '</h2>';
} else {
echo '<h2>タイトルなし</h2>';
}
?>
PHP<h2>WordPressの使い方</h2>
HTMLget_the_title()
に似たthe_title()
があります。この2つを比較してみましょう。
get_the_title()
:タイトルを取得して変数に保存できるthe_title()
:タイトルを直接表示するthe_title('', '', false)
と get_the_title()
は完全に同じ動作をします。the_title()
の第3引数を false
にすると、表示ではなく戻り値として取得できるため、get_the_title()
と同じ結果になります。
// get_the_title()を使用
echo get_the_title();
// the_title()を使用
the_title();
// the_title()を使用(第3引数をfalseにして戻り値を取得)
echo the_title('', '', false);
// the_title()を使用(第3引数をtrueにして戻り値を取得)
the_title('', '', true);
// 上記4つは同じ結果になります
PHPWordPressの使い方
WordPressの使い方
WordPressの使い方
WordPressの使い方
HTMLthe_title('', '', false)
と get_the_title()
は全く同じ動作をします。
// get_the_title()は特定の投稿・固定ページのIDを指定可能
$title = get_the_title(123);
// the_title()は現在の投稿・固定ページのみ
the_title(); // 現在の投稿・固定ページのタイトルのみ表示
PHP// the_title()は前後に文字を付加可能
the_title('<h1>', '</h1>');
// get_the_title()は前後に文字を付加できない
echo '<h1>' . get_the_title() . '</h1>'; // 手動で付加する必要がある
PHPget_the_title()
関数は WordPressテーマ作成で the_title()
と並んでよく使用される基本的な関数の一つです。
<?php echo get_the_title(); ?>
:現在の投稿のタイトルを表示<?php echo get_the_title(123); ?>
:特定の投稿のタイトルを表示the_title('', '', false)
と get_the_title()
は完全に同じ動作をするthe_title()
と違い、前後に文字を付加する機能はないタイトルを取得するときはget_the_title
、タイトルを表示するときはthe_title
と覚えておけば間違いないです。
WordPressを効率よく確実に学ぶためには、学習の順序が大切です。知識が自然に積み上がるよう、学習ステップに沿って記事を順番に並べています。
学習ストーリー第40話まで掲載中