2025年07月04日[金曜日]

the_title() 関数完全リファレンス

  • 2025/07/02
  • REFERENCE
  • WordPressの関数
  • 0comments
  • 11views
  • 約4分で読めます

WordPressでテーマを作成する際、投稿やページのタイトルを表示するために the_title() 関数を使用します。

この関数は記事のタイトルを自動的に取得して表示してくれる便利な機能です。

基本構文

the_title() 関数は以下の形で使用します。

the_title();

より詳細な指定をする場合は以下の構文を使用します。

the_title( $before, $after, $echo );
  • $before
  • $after
  • $echo

がそれぞれ何を意味して、どのように使用するのかパラーメータの詳細を見ていきましょう。

パラメータの詳細

まず、パラメータを指定しない場合、自動的にデフォルト値が使用されます。

// パラメータを指定しない場合
the_title();

// 上記は以下と同じ意味です(デフォルト値が自動的に使用される)
the_title('', '', true);

つまり、何も指定しないと「前後に何も付けず、すぐに表示する」という動作になります。

$before(省略可能)

タイトルの前に表示したい文字列を指定します。

  • デフォルト値:''(空文字列 = 何も表示しない)
  • HTMLタグの開始部分を指定することが多い
  • 例:<h1><h2><span class="title">タイトル:

$after(省略可能)

タイトルの後に表示したい文字列を指定します。

  • デフォルト値:''(空文字列 = 何も表示しない)
  • $before で開いたHTMLタグを閉じることが多い
  • 例:</h1></h2></span>

$echo(省略可能)

タイトルをすぐに表示するか、後で使うために保存するかを指定します。

  • デフォルト値:true(すぐに表示する)

実際どのように使われるのか実例を見ながら、更に詳しく見ていきましょう。

基本的な使用例

例:固定ページのタイトルが「WordPressの使い方」の場合

そのまま表示

何も指定しない場合

<?php the_title(); ?>
WordPressの使い方

H1タグで囲んで表示

HTMLにh1タグを書いて、the_title()は何も指定しない場合

<h1><?php the_title(); ?></h1>
<h1>WordPressの使い方</h1>

the_title()で前後にh1タグを指定した場合

php<?php the_title('<h1>', '</h1>'); ?>
<h1>WordPressの使い方</h1>

the_title()で前後にh2タグとクラス要素を指定した場合

<?php the_title('<h2 class="post-title">', '</h2>'); ?>
<h2 class="post-title">WordPressの使い方</h2>

文字を追加して表示

<?php the_title('記事タイトル:', '(WordPress講座)'); ?>
記事タイトル:WordPressの使い方(WordPress講座)

タイトルを変数に保存

タイトルを一旦変数に保存して、echoで出力した場合

<?php $my_title = the_title('', '', false); ?>
<?php echo 'タイトルは: ' . $my_title; ?>
タイトルは: WordPressの使い方

よく使われるパターン

ブログ記事一覧での使用

<article>
    <?php the_title('<h2>', '</h2>'); ?>
    <?php the_content(); ?>
</article>
<article>
    <h2>WordPressの使い方</h2>
    <p>記事の内容がここに表示されます</p>
</article>

リンク付きタイトル

<h2>
    <a href="<?php the_permalink(); ?>">
        <?php the_title(); ?>
    </a>
</h2>
<h2>
    <a href="https://example.com/wordpress-usage/">
        WordPressの使い方
    </a>
</h2>

見出しレベルを使い分け

<!-- メインページでは大きな見出し -->
<?php the_title('<h1>', '</h1>'); ?>

<!-- 記事一覧では小さな見出し -->
<?php the_title('<h3>', '</h3>'); ?>
<!-- メインページでは大きな見出し -->
<h1>お問い合わせ</h1>

<!-- 記事一覧では小さな見出し -->
<h3>WordPressの使い方</h3>

まとめ

the_title() 関数は WordPressテーマ作成で最もよく使用される基本的な関数の一つです。

基本的な使い方

  • <?php the_title(); ?> :タイトルをそのまま表示
  • <?php the_title('<h1>', '</h1>'); ?> :H1タグで囲んで表示

覚えておくべきポイント

  • 記事のタイトルを自動的に取得して表示してくれる
  • HTMLタグで囲むことで見栄えを良くできる
  • パラメータを指定しない場合はデフォルト値が使用される

まずはシンプルな使い方から始めて、慣れてきたら様々なパラメータを試してみてください。

この投稿をシェアする

コメントを残す

CAPTCHA



STAY CONNECTED

wp-ch Admin

現役のフリーランスエンジニアがWordPressによるWebサイト構築を基礎から実践テクニックまで徹底解説します。

たくさんの方がフォローしてくれています。あなたもぜひ、情報を受け取ってください。

TAGS